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ブリーダーの選び方  -パピヨンの場合-

パピヨンを飼う

パピヨンの大まかな外見とブレーズについて

パピヨンはスペイン原産の小型犬で、16世紀頃からフランスの貴族の愛玩犬として飼育されていました。


中世絵画にもよく登場する美しい外見が特徴です。
時代の変化とともにパピヨンの外見も変わってきています。

パピヨンの毛色
現在は大きな立ち耳が特徴で、そこから垂れ下がる美しい毛がトレードマークともいえます。
パピヨンを欲しがる人の多くは、この優雅な外見が気に入っています。
好みの毛色の子犬を手に入れて、似合う姿にカットして可愛がることをイメージしているのです。


ブリーダーであれば代表的な毛色について把握していなければ、
購入予定者や見学者と具体的な話ができません。


パピヨンの毛の色について、実は白ベースで複数の色が含まれていれば何でもOKです。
繁殖や取引の場では特別な言葉を用いて毛の色を表現します。


まず大切な言葉はブレーズです。顔の中央が鼻筋のように白くなっていることであり、人気があります。
そしてブレーズで分けられる左右の毛が対称になっている点も重要です。
人間もそうですが顔は左右対称のほうが美しく健康的に見えるのです。


この犬種は長い時間をかけて小型化してきましたら、他の愛玩犬に比べて
遺伝病が少ないと言われています。しかし大切なパートナーとして迎えるのですから、
健康的な外見が好まれます。

 

パピヨンにはパーティーカラーとトライカラーがある


パピヨンの毛の色は大別するとパーティーカラーとトライカラーです。
前者は白ともう1色だけ、つまり2色だけです。


後者は白にあと2色が加わった3色のタイプです。
トライシクルが3輪車を意味するように、トライは数字の3を意味します。


パーティーの定番はホワイト・アンド・ブラウンやホワイト・アンド・ブラックです。
ブラウンはパピヨンと聞くと真っ先に思い浮かべる人が多い色で、根強い人気があります。
茶色がもっと明るくなるとレッドになるため、ブラウンというと焦げ茶に近い色合いになります。

パピヨンの毛並みの違い
ブラックは落ちついた色合いで、ブレーズがよく目立ちます。
色のコントラストが強いから、きれいシャンプーをしてあげる白の清潔感が際立ちます。


トライの定番はブラックにセーブルが混ざったものです。
セーブルはベージュに近い茶色で、アクセントになります。


眉毛や口周りなどに明るい茶色が混ざることで愛嬌が生まれると言われています。


平たく言ってしまえば、黒い柴犬に似たカラーリングです。
ハウンドトライはもっとセーブルの量が増えたタイプで、華やかな印象です。


美しい毛流れが人気の犬種ですから、華やかなカラーを選ぶと手入れのしがいがあるでしょう。